第3章 『待てない、彼』 観音坂独歩 R18
「っ…!イくっ!」
慌てて口を離そうとするけれど、独歩はそれをさせてくれない。
勢い良く出る精液を口で受け止め、最後まで出し切るように扱く。
もう出なくなったのを感じ取った私は陰茎から口を離すとトイレットペーパーに手を伸ばそうとするが、独歩はそれをさせてくれず、私の手を掴む。
「俺の精液見せてよ。」
にやり笑った独歩。
本当に趣味が悪い。
私は独歩に見せつけるようにかぱりと口を開く。
口の中で留めていた精液の香りが鼻に抜ける。
何日溜めていたのか、ものすごく濃厚で量が多い。
吐き出したくなる気持ちを抑え、口を閉じて飲み込むと喉にへばりつくようないがいがとした感覚。
飲み込んだことを確認させるように再び口を開けば独歩は下唇を舐めながら笑う。
その顔を見ながら立ち上がると口元を手の甲で拭い、ため息を吐いた。
「1回出したら良いでしょう?続きは家で…」
家でシよう。
そう伝えたいのに、独歩の手は私の内腿を撫でる。
内腿を撫でている手は少しずつ上に上がり、私のタイトスカートを上げていく。
「俺の舐めながら濡らしてる奴が何言ってんだよ。変態。」
手は閉じた足の間を擦り、湿った下着をなぞる。
独歩が長い指を下着の中心からゆっくりと滑らせ、前へと進めていく。
「触ってもないのにクリトリス勃起させてるし。」
下着とストッキングの上からなのに見つけられてしまったクリトリスを、独歩は指の腹で捏ねる。
「う、そっ…ココでっ⁈」
返事の代わりに捏ねられる肉芽に、私の足は言うことを聞こうとせずゆるりと足を開き独歩の指に身を任せた。
濡れた下着越しに熟れた肉芽を弄られ、無意識に腰が動く。
少し強めの愛撫に小さく喘ぎながら感じていれば、もう少しで達しそうなタイミングで独歩の手が離れた。