• テキストサイズ

ひなたのおと

第1章 はじまり



「あぁ、すまない。主のことを思うとついな・・・
まあ、主かは後できちんと挨拶を受けるだろうから、その時に人となりはわかるだろう。
それで、一番大事なことはここからなんだが、出陣した際についてのことだ。まぁ、我が本丸は特殊本丸だから、他の本丸に比べると普通の出陣は少ないが、忘れずにいて欲しいことがある」

「なんだ?めんどくせーことじゃねーだろうな」

「刀を見つけた時のことだ。もし小狐丸を見つけた時には、我が主のことを伝えてくれ。奴も狐の眷属だからな。本丸に戻ってから揉めても困るからな」

「そんなに揉めることなのか?」

「わからんが、お互い狐の関係者だからな。まだ見たことはないが、どうもそうらしい。うちに現れないのは、向こうが嫌がって避けているのかもしれんからな」

「なら、会うこともないだろうよ。けど、その話しはわかったぜ。覚えとくよ」

「あぁ、頼む。それと・・・」


そう長谷部が言いかけた時、障子が開き大倶利伽羅が姿を現した。
/ 19ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp