第1章 はじまり
「さて、先日話した通り政府の命により、少し日程が早まったけど、本日よりこの子を本丸の一員として迎え入れる。皆、よろしく」
「「「はーい!」」」
元気のよい返事に、答えるように赤ん坊が笑うと、全が嬉しそうに頷く。
「それで、赤ん坊を育てるにあたり何人かに『政府主催のママ講座』とういのを受けてもらいたい。ちなみに、今日は堀川が受けてきてくれたから、夜は俺と堀川が担当する」
「はい、はーい。そう言うわけだから、今夜は兼さん1人で寝支度してね。僕は兼さんみたいにかっこよくなるように、お世話頑張るからね」
「おぅ、俺みたいにかっこよく寝かしつけてやれ」
「ありがとう、兼さん」
「えぇ、和泉守が上手くおさまってる所で・・・。『ママ講座』行ってもらうのはーっと」