第2章 🌕️それぞれとの出会い
🌕️監禁前
まふまふとの出会い
まふまふside
それは僕がまだ6歳の時の事だった。
僕が一人になりたい時に来る秘密のお花畑。
あの日も僕は一人になりたくて、お花畑に行った。
すると、お花畑の中で寝ている一人の女の子を見つけたんだ。
可愛いなぁ…なんて思いながら眺めていると
女の子が目を覚ました。
僕は、「あ、起きた!!大丈夫??」
と声をかけた。大丈夫??と訪ねたのは
心の奥で実はこの子は寝ているんじゃなくて、
倒れているんじゃないか。と心配していたから。
でも、女の子は
「大丈夫だよ!」と言い、ニコッと笑ってくれた。
僕はその時、心臓がドクンと跳ねるのが分かった。
……初恋だった。
すぐに平静を装い、怪しまれないよう
「良かった~!」と言った。
そして、「一緒に遊ぼ!」と自然と誘っていた。
そのあと僕達は、毎日のように遊ぶようになった。
女の子の名前は、月川あなた。
色々と質問攻めされていると、
家が近くだったらしい。
同じ中学だった。嬉しかった。
そのあと僕は、あなたと同じ高校、大学に行けるように
必死に勉強してあなたを追いかけた。
その努力のおかげで今では幼なじみだ。
僕は、幼なじみとは思ってないけど。
あなたは可愛いからすれ違う男が全員
あなたの事を見る。なんだか腹立たしい。
僕は、あなたと幼なじみのままでいるつもりはない。
僕だけ見て。依存して。僕だけの恋人になってほしい。
愛してるよ………あなた…
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