第5章 悟浄の過去と覚悟
悟浄の魅力ある微笑みを見て頰を染めるしかなかった。
悟浄「返事はいつでもいいからな。それまでは俺から惚れている事を忘れんなよ」
「っ…///わ、分かった…」
真剣な紅い瞳を見つめられるとは恥ずかしそうに目をそらす。
悟浄「…フッ」
そんなに小さく笑うと悟浄の顔に傾けるとーー
チュ…
「⁉︎ご、悟浄⁉︎///」
悟浄「今はこれで許してやる。いつか『ココ』も奪うからな♡」
「〜〜〜っ///」
の右頬に悟浄のキスを落としてから長い人差し指に柔らかそうな唇に添える。
悟浄「本当に可愛い奴だよ、お前は」
「や、やめて…心臓がもたない…///」
最後まで顔を真っ赤になったままと悟浄の右腕にの右肩を抱き寄せる。
ー*ー*ー*ー*ー*ー
ガチャ
旬麗「!さん、遅かったんですね。あら?顔を赤くなってどうしたんですか?」
「き、聞かないで…///」
「(あー悟浄の奴、ついにやったんだな)」
旬麗の部屋に入るとベッドの上で会話している旬麗と葵はまだ顔を赤くなったのを収まらないを見てなんとなく理由が分かってた。
旬麗「…ふふ、これから大変そうですね。返事しましたか?」
「…さすが旬麗さんですね。いえ…返事するまで考える時間が欲しいんですしね」
旬麗「そうですか…三蔵さんと八戒さんも好きなんですか?」
「…それは、分かりません。私は旬麗さんたちを見てなんか恋愛についてまだ知らないんだなと思って」
そう言って小さくため息を吐くとイスを座って旬麗を見る。
「旬麗さんは本当に妖怪との交わりが禁忌だという事は分かっていますよね?」
旬麗「…はい、それはもちろん分かっています。だからこそ茲燕の事妖怪でも関係なく好きなんです」
両目を閉じ、恋人の顔を思い出して愛おしそうな表情を浮かべ旬麗を見てと葵は小さく微笑む。
「…旬麗さん、『好き』と『恋愛』の違いってなんでしょうか?」
旬麗「そうですね。上手く言えないですけど、村の皆は『家族』として好きですが茲燕と出会った時は胸が熱くなってドキドキするのが『恋愛』というんですよ」
「へえー…」
「胸がドキドキする…ですか?」
旬麗「ふふ、いつか来たら分かりますよ」