第5章 悟浄の過去と覚悟
旬麗「悟浄さん。昼の時思ってたんですけどさんの事、好きなんですか?」
悟浄「…やっぱ分かっちゃう?」
旬麗「ふふ、そうですね。それに綺麗なさんと比べるとちょっと自信がなくなってしまいまして…」
悟浄「なーに言ってんの。そりゃは絶世の美女だがアンタもその類を入ってんのさ」
旬麗「!…ありがとう///さんに告白しないんですか?」
悟浄「…ライバルがいるからなー。ま、捕らえる前捕まえないとな♡」
旬麗「まあ…さんが大変そうですね」
について小さく笑いながら話し合う悟浄と旬麗。
ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー
ガチャ…
悟浄「!…?入らねーの?」
しばらく旬麗と話してから三蔵たちにいる部屋へ戻ろうとドアを開くと悟浄の前にが立っている。
「…外で話してもいいかな?」
悟浄「?いいぜ」
の誘いに受けた悟浄は外へ出るとは軽々と屋根へ飛び跳ねる。
悟浄「…やっぱスゲーな」
「ふふ、ありがとう。悟浄もいける?」
悟浄「散々鍛えられたからな、こんなの余裕だぜ」
そう言うと悟浄も屋根へ飛び跳ねる。二人は並んで座って夜空を見上げる。
悟浄「、アイツらは?」
「明日の旅路について話し合ってるよ。私は悟浄と話ししたいしね」
悟浄「…もしかして告白?」
「え、ち、違うよ///……ごめんね」
悟浄「?なんで謝るんだ?」
いきなり謝るに悟浄は疑問を浮かべる。は夜空を見上げてから下に向ける。
「…八戒から悟浄の過去に聞いたの。勝手に聞いて、ごめんね」
悟浄「…フッ」
悟浄を見ないで下を向くを見て悟浄は小さく笑うと頭を優しくなでる。
「!…悟浄?」
悟浄「気にすんな、俺の口から言うのはちょっと恥ずかしいしな。ーー俺が怖いか?」
「…ううん、そんな事ないよ。ーー辛かったね」
悟浄「!」
「妖怪と人間の間に産んだ悟浄は『禁忌の子供』と呼ばれたせいでお母さんから殺されかけた事、貴方の髪と目の色が嫌と思って今まで色々大変な事があって、辛かったよね」
悟浄「…まあ、昔は色々あったんだけど今は楽しいのよ」
「…え?」