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三蔵一行の女騎士《最遊記》

第4章 桜の騎士と紫と金


三蔵「なぁ、ちょっといいか?」

「ん?」

「なーに?」

悟空「どうしたんだ?」

三蔵から呼びかけた三人は三蔵の周りにあちこちで座る。

三蔵「悟空、と葵に俺らの事を話してもいいか?」

悟空「!…うん、と葵ならいいよ!」

三蔵「…そうか」

「「?」」

三蔵は悟空にそう確認してからと葵の方を顔に向ける。

三蔵「…今から俺たちの事について話しておく」

「!…いいの?」

三蔵「ああ、お前たちならきっと分かってくれるだろうしな」

悟空「そうだぜ!たちが話してくれたなら俺たちの事も話すよ」

「…ありがとう」

「むしろ聞かせてほしいな!」

ベッドの上にと葵は聞く体勢をすると三蔵と悟空から話し始める。三蔵と悟空の辛い記憶と出会ってから色々あった記憶にの事を話し終えるとと葵は泣きそうな表情になる。

「そっか…桃源郷は辛いのは私だけじゃなかったんだね…」

「ぐすっ…色々辛かったんだね…」

悟空「…色々あったけど、今は楽しいし!三蔵たちがいてと葵が仲間になってくれて更より楽しくなったしな!」

三蔵「…騒がしいだけどな」

「「…ふふっ」」

ニカッと笑う悟空と小さく口角をあげる三蔵にと葵は小さく微笑んだ。それから程もなく悟空は葵と一緒に先に寝て、と三蔵はお互いにイスを座っている。

「葵は本当に悟空を懐いているね。ちょっと寂しいな」

三蔵「動物同士だから仲がいいんじゃねえか?」

「もう、玄奘ったら言い方ひどいよー」

三蔵「…ふっ」

小さく笑うに仲間たちに見せたことない優しく微笑む三蔵を見たは思わず頰を染めた。

「(っ…その笑顔、心臓が悪いな…///)」

三蔵「?どうかしたか?」

「な、なんでもないよ。それより玄奘、さっきの話なんだけど…本当に、大切な人なんだね」

三蔵「…ああ、そうだな。あの人が出会えなかったら今の俺はいなかったと思うしな」

「…牛魔王蘇生実験の阻止しに行って、どうするの?」

三蔵「…あの人の形見を取り戻す。…それだけだ」

光明三蔵は襲撃した妖怪から少年時代の三蔵を庇い、死なせた上に経文を奪ってしまった事を悲しさと悔しみを持って日々を過ごした。
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