第9章 獣化注意報〜降谷の場合〜※
子宮の奥が
いつも以上に気持ち良くて
脚が震える
降「一度イケば楽になる」
降谷さんの指先が
気持ちいいポイントを
重点的に責め立てる
『あっ…イクっ…イッちゃう…!』
瞬間背中を浮かせて
声を上げながら絶頂に達した
ずるっと引き抜かれた指は
降谷さんの口内に…
ぺろりと舐めるその姿は妖艶だった
降「少し楽になりましたか?」
頭を撫でられ
その問いに首を縦に振った
降「家に着くまで
"待て"は出来ますね?」
と、にこりと微笑まれ
「犬じゃないんだから」と
小さく呟くと
「猫でしたね」と言われた
猫耳と、尻尾の生えた奇妙な体は
達したお陰で少し楽になった
降谷さんは運転席に移動して
車を発進させる
家に着くまでと言っていたが
私の家に降谷さんが来た事は無い
教えてないけれど
多分、私の家の
住所なんて出会った頃に
調べて知っているんだろう
知られた所で隠さないと
ダメなものなんてないけれど…
いつもする時は
彼の家かその辺のホテルか
どちらかだ
今この車が向かっているのは
彼の家だろう
そんな事を考えていると
予想通り彼の家に着いて
抱えられながら家の中に
上げられベッドに寝かされた
その流れで
降谷さんが私の体の上に
覆い被さった
『…降谷さん、今は症状も
落ち着いてるから…大丈夫…』
降「僕が抱きたいと言ったら?」
『…えっと……』
降「あんなに乱れた姿を見せられて
僕が興奮しないと思いましたか?」
私は何も言えずに黙り込んだ
ゆっくりと顔が近づいてきて
思わず顔を横に向けて避ける
私には分かる
ストッパーを外したら
理性が飛ぶ所じゃない…
『…ダメ…です…』
体ごと横に向き
弱々しく抵抗したが
降谷さんの方に向いた耳を
ペロリと舐め上げられ
背筋がぞくりとする
私の反応を見てか、
性欲を引きずり出すかの様に
耳を舌で愛撫されキスを落とされる
治っていた熱が
ぶわっと灯るのが分かった
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