第8章 ダチュラ/沖矢※
沖矢さんの唇が
耳元に寄せられて
吐息が耳に吹き掛けられる
『…っ……』
舌が耳に這わされて
ゾクゾクとしたモノが
身体中を駆け巡り鳥肌が立つ
沖「漸く、名前さんと
こうゆう事が出来るんですね…
ふふっ…気持ち良くなって下さいね」
唇を奪われて
ベロリと舌が口内に侵入する
『…んっ…ふっ…ぁっ…』
脳が溶けそう…
身体が熱くなってく……
キスをしただけで
明らかに息が上がって
苦しくなる
唇を離されて
ハアハアと呼吸を整える
沖「効いてきたみたいですね、媚薬」
やはり、さっき飲まされた液体は
媚薬だったか…
こんなにも身体が熱くなるなんて
思ってもいなかった
沖矢さんは
私が着ていたパジャマを
脱がしていき胸を露わにした
沖矢さんの長い指が
大きな手のひらが胸を包んだ
『あっ…さわっちゃだめっ…』
沖「照れているんですか?」
違う、そんなんじゃない…
やんわりと揉みしだいていた手は
胸の先へ
きゅっと指先で摘まれて
身体がビクンと跳ねた
『あっ…だめっ…からだ…
…おかしくなっちゃうっ…』
沖「可笑しくなればいい」
胸の先に沖矢さんの唇が近付き
そのままそこを食べられてしまう
『あっ…やっ…んんっ…ぁあっ…』
あり得ないほどの刺激が送り込まれた
沖「もっと、名前さんの声…
聞かせて下さい…」
媚薬のせいで
身体が敏感になっていて
ビリビリと全身に電気が走る
舌先を器用に動かされて
胸の先を舐められたり
時々、吸われたり…
それだけで子宮が疼いた
『あっ…あっ…おきやさんっ…
これいじょうはっ…だめぇっ…あんっ』
沖「何がダメなんですか?
とても良さそうですよ…」
『あっ…やだっ…そこ…
なめちゃ…やだぁ…んあっ…』
沖「ほら、欲求に従って下さい」
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