第7章 緋色の婚姻/赤井※
『んっ………』
抵抗する間もくれずに
あっさりと唇を奪われてしまった
唇が離れて目を開けると
間近にある赤井さんのお顔
ドキドキと心臓がうるさい
赤「顔が赤いが、俺の所為か?」
そうだよ!お前の所為だよ!
心が乙女になるだろうが…!
いつから名探偵コナンは
乙女ゲームになったんだよ…!
スタート時から
親密度MAXかよ…赤井秀一…!
赤「ふっ…可愛い…好きだ、愛してる…」
攻略もクソもねぇ…!
え、待って…これってまさか
私が赤井秀一に攻略されてる…!?
何この新しいパターン…!
やだ…私ったら…
ドキドキが止まらないわ…
赤「リンゴみたいで可愛いな…
そろそろ食べごろか…?」
こんな甘いセリフ…
生まれて初めて…
『…はい…食べごろです…』
赤「頂くとしよう」
………って、ばっか!私!
食べられちゃうだろうが…!
赤井さんが掛けていた布団をめくって
私の体を組み敷いた時には
いよいよ後戻りが出来なくなっていた
赤井さんが首筋に唇を寄せる
『ぁ…まって…』
赤「悪いが俺は"待て"が出来るような
利口な犬じゃないんでね…」
再び唇が重なりぎゅっと目を瞑ると
赤井さんの舌が私の唇を舐めた
唇の隙間を割って入ろうとしてくる舌を
唇に力を入れて拒んだ
赤「口、開けてくれないか…」
優しい声音で言われると
どうしても体が彼の言う事を聞いてしまう
唇を少し開けると
ぬるりと舌が侵入する
口内で赤井さんの舌が動き回り
逃げ惑う私の舌
赤「名前、舌出して」
『…んぁっ』
舌と舌が絡まったり
舌を強く吸われたり
段々、気持ち良くなってきて
頭が働かなくなってくる
赤「…キスだけでもうとろけたか?」
ぼーっとする脳みそを
一生懸命働かそうとしたが
無意味な行動に近くて
あれよあれよと言う間に
服までも脱がされてしまった…
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