第7章 緋色の婚姻/赤井※
赤井さんから逃げれる訳がないと
のこのこと着いてきた先は
なんと…!ホテルだった…!
ばっか!やる事が早いんじゃい!
『すいません具合悪いので帰ります』
赤「それは大変だ
部屋で休んで行くといい
部屋まで歩けるか?
何なら俺が抱き抱えて…」
くっそ…!そうきたか…!
『あ、歩けます!歩けますから!
抱っこはやめて!こら!やめなさい!』
無理やり抱き抱えようとする
赤井さんと格闘。
『あ!今お尻触ったでしょ!』
赤「いいケツが目の前にあったからな」
このやろー!
なーにしれっとしとんじゃー!セクハラ!
『次やったら怒りますよ!』
赤「そう照れるな」
照れてない…!くそー!
赤井ワールドに飲み込まれかけている…!
このままでは
私の体が危険だ…!
と、思いつつも腰に手を回されたまま
エスコートされるがまま
ホテルのエレベーターへ
そのまま部屋に連れて来られてしまった
ダメだ…逃げれない
部屋に入るなり何なり
ベッドまで連れて来られて
もうこれ、大ピンチ…!
赤「ゆっくり休むんだぞ」
肩まで布団を掛けられて。
え…?
なにこれ…優しい…
何もしないんですか…
二次創作の赤井秀一は
もっと強引でベッドに入れば
相手を押し倒して無我夢中で
キスしてるだろうが…!
なんだこれは…!
頭よしよしされてる…だと…!?
だ、騙されるな名前…!
私をメロメロにする作戦だろうが
そうはいかない…!
あ、ほら…段々
顔が近付いてきて…
そう…私の唇を…
奪わないんかーい!
なーに優しくおでこにちゅうしとんじゃ!
そこは唇だろうが!バカ井!
赤「どうした?唇が良かったか?」
きゅうぅぅん!
『は、はい…唇がいいです……』
赤「ふっ…可愛いな」
うっ…心臓が痛い…
眩しい…心臓が…ドキドキとうるさい…
あ…待って…これじゃ、本当に
キスしちゃう…!
名前、抵抗するのよ…!
このままじゃ本当に
赤井ワールドに飲まれちゃうわ…!
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