第1章 堕ちていくだけ/ジン※
ジンは私の唇に唇を重ねた
ゆっくり口内を堪能する舌は
徐々に荒々しく動き回る
『…んっ…はっ…んっ…』
噛み付く様な口付けに
隙間から吐息が漏れる
唇が離れゆっくりと瞼を開けると
ニヤリと笑ったジンの顔
ジ「上手くなったもんだなぁ?
俺以外の誰かに抱かれでもしたか?」
『してない…私はジンしか知らない』
私達の関係は曖昧だ
恋人でも友達でも
何でもない
いつの間にか共に過ごし
いつの間にか互いの欲を満たしていた
ジンは柄にも無く
優しい愛撫を始める。
首筋を這う舌
胸を揉む大きな手のひら
触れられた所に熱が灯る
『…っ…なんで、そんなに
優しく触るのっ…』
ジ「…いいじゃねぇか
てめぇはただ俺の下で鳴いていればいい」
首筋から胸へと下りて行き
胸の先に吸い付かれた
『…ぁっ…』
小さく漏れた声に
思わず口を手で押さえた
ジ「押さえてんじゃねぇよ」
口を押さえていた手を剥がされて
顔の横に押さえ付けられる
再び胸の先に吸い付かれ
背中が浮いた
『…ふぁっ…あっ…んぁ…』
熱い舌が体を溶かしていく
子宮が疼いて
そこも弄って欲しいと
下の口を濡らした
ジ「ほら、どうして欲しいか
この口で言ってみろ」
顎を掴み親指で唇を撫でられる。
濡れた唇はジンの親指も濡らした
『ぁっ…下も…さわって…』
ジ「フッ…やけに素直じゃねぇか」
唇を触っていたジンの手が
内太ももに伸びて撫でるように滑る
下から上へ撫で上げられ
股の中心へ到達すると
指先が割れ目を割ってナカへと侵入する
中指を全て飲み込むと
クイッと指の角度変えられて
良い所を刺激された
『…ぁっ…ジンっ…んぁっ…!』
急速に込み上げる快楽に
酔い痴れてだらし無く喘いだ
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