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【R18】Zeus【コナン短編集】

第4章 リクエスト作品/安室・沖矢※






園「"へ?"じゃないわよー
あの後ろの2人よ、どっちが良いの?」


そう言われて後ろを振り向くと
カウンターに座って
体をこちらに向けている沖矢さんと
カウンターの向こうで
私が注文したアイスティーを
作ってくれている安室さんと
目が合ってしまった


咄嗟に園子ちゃんの方に振り返って


『そそそ、そんなっ、
良いとか好みとかっ!
わかんないからっ!』


園「またまた〜そんな事言っちゃって
あの2人ずっと名前さんの事見てるわよ」


『…へ?』


また間抜けな声が出てしまった


そう言われてから
背中から熱い視線を感じてしまって
気のせいだ、落ち着けと
バクバクと煩い心臓を
何とか落ち着かせた


園「あの2人も海、
誘っちゃいましょうよ!」


と、園子ちゃんに提案されたかと思えば
横から安室さんが「アイスティーです」と
テーブルにアイスティーを置いてくれた


安室さんの声に
ピクッと肩を揺らして反応してしまう


安「海に行かれるんですか?」


『…え、あ、はいっ』


園子ちゃんの方をちらりと見たら
ウィンクをされて


沖「いいですね、海」


と、安室さんの横から顔を覗かせた
沖矢さんも話に入って来る


園子ちゃんは、ほら早く、と
口パクで私から誘えと訴えて来る


私はアイスティーのグラスに刺さった
ストローを口に咥えて
ちゅーっと吸い喉を潤した後
一呼吸置いて、口を開いた


『あ、あの…安室さんと沖矢さんも…
良かったら来週末一緒に行きませんか…?』


勇気を振り絞って
2人を海に誘うと
2人は笑顔で是非行きましょう、と
言ってくれた


心が踊る
何故だか分からないけど
園子ちゃんに変なこと言われて
少し意識してしまっているんだと思う


『…あっ…水着、買わなくっちゃ…』


家にあるのはだいぶ前に
買った水着だし、どうせなら
新しいのが欲しい…


『…どんなのにしようかな…』


ぼんやりと頭の中で
様々な水着を思い浮かべた




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