第10章 俺の上司は運命の番/赤井※執筆中
仕事が終わり
そのまま執務室で待っていると
彼がやって来た
彼の車に乗り彼の自宅へ
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赤「今日、うちに来ないか?」
『…だ、だめ…』
ソファに押し倒されたまま
彼の唇が耳元に寄せられる
赤「抱きたい」
そう囁かれ
ドクンと心臓が跳ねる
『…っ…ヒートでもないのに…』
赤「ヒートだとか関係ない
好きだから抱きたい」
胸が苦しくて熱くて
ぎゅっと締め付けられそうで
私は顔を逸らしながら
彼の胸板に添えたままの両手を
シャツごと握り締めた
首を縦に振る事しか出来ない私に
額にキスを落としてくれる彼
赤「仕事が終われば迎えに来る」
そう言い彼は私から離れた
きっと私の顔は
リンゴみたいに真っ赤だろう
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玄関から家に上がるなり
体を担ぎ上げられる
『ちょっ…赤井君!?』
そのままベッドルームへ
入るとゆっくりベッドへ下され
履いていたパンプスを脱がされた
流れるようにベッドへ沈み
上には赤井君
『ちょっと、待って…!』
赤「今日は一日中待った」
そう言いながら
近づけてくる彼の
顔を両手で覆って阻止する
『しゃ、シャワー浴びたい』
赤「もう待てない」
抵抗する私の両手首を
大きな手のひらで包み込まれると
頭上で纏められる
どう足掻いても力で勝てる訳ない
1番上まで締めているシャツのボタンを
上から順番に外されていく
急に恥ずかしくなって
ぎゅっと目を瞑った
『っ…やだっ…』
情けない震えた声が響いた
頭上で押さえ付けられていた
両手首への力が緩み
薄っすら目を開けると
困った顔をした赤井君と目が合った
赤「すまない…」
そう言い乱れた胸元へ
顔を埋めてくる
そっと抱き締めるように
優しく扱われて
思わず彼の頭を腕の中に包み込んだ
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