第12章 出向
間章 緊急会議
雄英高校の校長の根津とイレイザーヘッド、オールマイトとエンデヴァー、そしてナイトアイが集まっていた。
「ナイトアイ、私達を呼び出したということは何かあったのでしょう?話してくれませんか?」
根津校長に促され、ナイトアイは話した。
「緑谷出久、爆豪勝己、轟焦凍……行方不明者三人共、敵連合についていました。私が見ていた未来とは正反対になってしまっています」
「焦凍が、ヴィランに!?くっ……」
エンデヴァーが悔しそうに机を叩いた。
「生徒達の話によると、緑谷出久とその彼女は普通に話せたそうです。体育祭も普通の観客として来ていたようです」
イレイザーヘッドがそう言った。
「そうすると、文化祭も普通に遊びに来そうですね。彼らも人間であり、子供ですからね」
根津校長が言った通り、文化祭も普通に楽しんで居そうだ。
「緑谷君にサイドキックにならないかと言ってみたが、彼は大切な人がいると、彼女にヴィランになっても守り続けたいと誓ったと、そう言っていました」
ナイトアイの話に全員が息を飲んだ。
緑谷の彼女とは、オールフォーワンの娘である。