第12章 出向
「三人共、死穢八斎會にようこそ」
オーバーホールに招待された僕とかっちゃんと焦凍。ヤクザとして働くことになった。
「なぜ、スーツ姿?」
「うるせぇ!!コイツの彼女の妄想に付き合わされてんだよ!!」
かっちゃんが僕を指さして怒鳴る。
「君、先日まで別人のように幼稚だったじゃなかったかい?」
「うるせぇ……コイツに記憶消されたんだよ」
しかめっ面で僕を指さしてくる。
「ちなみに個性を教えてくれないか?」
「僕は『悪魔』と『ビーム』。『悪魔』に関してはやろうと思えば何でも出来ます」
「俺は『半焼半冷』。右は氷、左は炎を使える」
「俺は『爆破』と……『ワンフォーオール』だ。『ワンフォーオール』に関しては、超パワーを使える」
個性を話すと、死穢八斎會の幹部達は静かになった。
「個性が強いなぁ。さすが、敵連合の3トップってところだ」
おだてられても意味が無いけど。
「軟禁もしなくて良いか。コイツらは有能過ぎるからな。自由に行動していい。引き続き、エリの世話を頼む」
「はい……」
その後、僕らは死穢八斎會の内部を回った。暇だからだ。
「ワンフォーオールって言っても良かったの?あのオールマイトの個性でしょ?」
僕が聞くと、かっちゃんは微笑んだ。
「俺はお前に全面協力するって決めたんだよ。黙っとけ」
「あっ、ありがとう……」
キャラには合ってないけど、まぁいいか。