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漆黒に染まる【敵デク】

第11章 俺の記憶




オールマイトに個性を譲渡され、体育祭となった。


体育祭ではワンフォーオールと爆破を使いこなした。


まさかアイツが居て驚いた。


アイツのところに来ると、普通に話をしてくれた。公の場であるからだろうか。


アイツの彼女も普通に話せる純粋なヤツだった。


俺の友達を紹介してやると、彼女は嬉しそうに目を輝かせていた。


完膚無き勝利は取れなかったが、アイツに会おうと客席に向かった。しかし、既にアイツは居なかった。


次の日、保須市に出かけていたバカな友人がアイツらに会ったと聞いた。ヴィランも、デートも普通にすんだな


そして、職場体験中に見たニュースに、敵連合の幹部とアイツらが映っていた。


職場体験が終わって家に帰ると家族共に叩かれた。


『アンタがいじめるから、ヴィランになっちゃったんじゃない!このバカ!!』


『どうして、そんなことするの?出久を返してよ!!』


当然、おばさんにも言われてしまった。


俺、本当に生きてていいのだろうか。幼なじみをヴィランにした俺は、本当にヒーローになっていいのだろうか。


『デクとエマちゃんって、ヴィランだったのかよ!』


学校でも責められた。


全部は俺のせいなんだよ。


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