第11章 俺の記憶
『無個性のクセに、死ね!このクソデク!!』
俺はアイツに爆破を食らわせた。アイツは辛そうに、『かっちゃん』と言って、気持ち悪い。
何が幼なじみなんだよ。何も出来ねぇクソが舞い上がってんじゃねぇ。
アイツをボロボロにした俺は、友人と遊びまくっていた。
そして、アイツは行方不明となり、心身共にボロボロなおばさんを支えてやるしかなかった。
家族とみんなに責められ続けた。
『どうせ、アンタのせいで出久君は消えたんでしょ!』
『出久を、返して……』
それでも、無事に雄英高校に入れた。
USJで授業をするって時だった。
『かっちゃん』
一人だけそう呼ぶヴィランが居た。マジで、テメェかよ。
そのヴィランはとても狂っていた。個性複数持ちとかチートだ。
狂ったかのように、俺に暴力を振る。
『出久……』
そんな時に美人な女が現れ、オールマイトも現れた。
アイツは彼女を守るかのように飛んで、その場から離れた。
スナイプに狙いを定められていて、俺は助けに行った。罪滅ぼしに。
『かっちゃんのせいで狂ったんだ!!』
そう言って、俺を蹴り始める。
『いや、私のせい……』
『玲奈は違うよ。コイツがいけないんだよ』
自分のせいだと言う彼女の言葉を否定する。それも、アイツの優しさだろ。
ごめん……デク……。