第3章 体育祭観戦
轟君との試合に突入した。轟君はかっちゃんとの接戦を嫌がったのか、巨大な氷壁を作った。
「相手の男の子も強いね。さすがエンデヴァーの息子だ」
「そうだな。轟、強ぇもんな」
なぜか、僕の隣には赤い髪の子が居た。
「というか、名前言ってなかったな」
「あっ……」
「俺は切島鋭児郞。よろしくな」
『よろしく。じゃあ、鋭君で良い?』
「おっ、ありがとう」
玲奈のネーミングセンスもばっちりで、とても可愛いあだ名になった。
「SMASH」
酷く冷たい声で放たれたオールマイト並みの強烈パンチにより、氷壁が破れ、轟君も飛ばされそうになるが後ろに氷壁を作って体制を整えていた。
「火、使えよ……」
「お前、個性複数持ちか?」
「さぁな!」
かっちゃんはジャンプして轟君に強烈爆破パンチを食らわせた。
「おい、テメェ……ふざけんなよ!」
轟君はかっちゃんの技を食らう前に火を出そうとして消したんだ。
かっちゃんは完膚無き勝利に固執する男だ。きっとかっちゃんはそれに怒っているのだろう。
一方、轟君は気を失っていた。
「ふざけんなよ……」
かっちゃんはミッドナイトにより、眠らされた。