• テキストサイズ

漆黒に染まる【敵デク】

第3章 体育祭観戦





かっちゃんと麗日という女の子の試合が始まった。


何度も麗日さんを爆破させていて、見ているこっちもキツかった。


『うっ、見苦しい……』


「仕方ないよね。武器を蓄えるためにはこうするしかないもんね」


『えっ?』


「上を見てご覧」


空には無数に浮かぶコンクリートの欠片達。彼女はこれを降らせる気だ。


「ありがとう、油断してくれなくて……」


無数のコンクリート達がかっちゃんに降りかかる。


すると、かっちゃんは特大の爆破で吹っ飛ばした。


「何で……」


麗日さんはバタリと倒れてしまった。


『勝己君すごいね。アレを受けたら死ぬよ』


「まぁ、僕はしょっちゅう撃たれてたけどそれほどでも無かったよ」


『えっ……』


隣の彼女はかなり驚いた顔をしていて僕は笑ってしまった。


数分経つと、かっちゃんはまた僕らの方に来た。


「かっちゃん、エグいね」


「うるせぇ!」


『才能マンのクセに中身腐ってるよね』


「テメェが言うな!」


僕らは敵同士だけど、普通に話すのも楽しいと思った。



/ 112ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp