第3章 体育祭観戦
かっちゃんはまた超パワー爆破を轟君チームに食らわせた。
轟君の氷で馬を凍らせ、動かないようにしていた。そして、自分の左で溶かしていく。
「さっさとくたばれ」
かっちゃんは爆破で飛んだ。
「スマッシュ!!」
かっちゃん!?
かっちゃんは轟君達を吹き飛ばした。轟君は氷で凍らせて、体制を整えていた。
「あり得ない、かっちゃんからスマッシュって……」
『勝己君の個性って爆破だけだよね?おかしいよ』
個性複数持ち……オールフォーワンからもらった僕みたいにオールマイトからもらったのか!
「一位爆豪チーム!二位、轟チーム!」
僕がオールフォーワン、かっちゃんはオールマイトという感じなのか。雰囲気的には逆が正当な気がする。だけど、かっちゃんは継いだんだ。
僕がオールフォーワンに見初められたように、かっちゃんはオールマイトに見初められたんだ。
「なるほど、僕の逆というのか」
隣で玲奈は首を傾げていた。僕はそんな彼女の頭を撫でた。
僕はここに来て正解だ。偉大なる形で、僕とかっちゃんは対峙するのだ。
『出久、どういうこと?』
「後で教えてあげるね」
僕は彼女の頬にキスをした。彼女は顔を真っ赤にして俯いた。可愛いなぁ。