第3章 体育祭観戦
第二種目は騎馬戦。グループの合計ポイントを競い争う。
「予選通貨一位、爆豪勝己君。持ちP100万!!」
その言葉を聞いて、かっちゃんはニヤリと恐ろしい顔をしていた。
「1000万P持ってるクセに人が集まるなぁ。さすがかっちゃんだ」
『すごいよねぇ』
かっちゃんのチームは、黒目の人と赤い髪の人とテープの人だった。
「テープということだから、かっちゃんは爆破で飛んでハチマキを取りに行くのか。でもこれ以上取っても意味が無い。なのになぜ、逃げの選択をしないんだ。やっぱり彼は完全勝利を求めて……」
『ストップ!』
「あっ、ごめん」
特異のマシンガントークが出てしまった。ステージからかっちゃんと目が合った。マズイ。
かっちゃんは予想通り爆破で宙を舞い、ハチマキを取りに行く。
B組に煽られても超パワーと爆破を組み合わせた個性で撃破。
『勝己君、横暴な人だね』
「アイツはそういう人さ」
しかし、かっちゃんの爆破には騎馬を倒せるほどの威力は無いはずだ。あんな超パワー、オールマイト並みだ。
轟君とかっちゃんが対峙した。
「そろそろ奪るぞ」
「それは無理だな!!」