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漆黒に染まる【敵デク】

第13章 文化祭



間章 初恋の君へ 切島side


体育祭の時に爆豪の旧友エマちゃんだと紹介されて、俺は玲奈ちゃんに出会った。


黒縁メガネを掛けた彼女はとても綺麗で、光を放つ向日葵のようだった。


でも、彼女には彼氏がいる。彼は爆豪にはデクと呼ばれていた。


羨ましい。俺もエマちゃんみたいな彼女が欲しいなぁってその時は思っていた。


でも、保須市の騒動で、エマちゃんとデクくんと死柄木が映っていて、俺は衝撃を受けた。彼女達はヴィランだったのだ。


あんだけ無邪気に笑っている彼女がヴィランだと信じたくなかった。だけど、彼氏の方はたまにニュースに上がるので、事実であると思い知らされる。


職場体験が終わった後、爆豪は俺達に話してくれた。


デクくん――緑谷出久は、爆豪にいじめられていた。


そんな時にエマちゃん――玲奈ちゃんに出会って、緑谷くんは完全に虜になり、敵連合に入ったそうだ。


しかも、玲奈ちゃんは敵連合の長の愛娘。外に出ることはほとんど無く、あのバーで過ごしてきたそうだ。


林間合宿の時に爆豪が行方不明になった。数日後には轟まで行方不明になった。


インターンで、二人も敵連合に入ったことが分かった。

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