• テキストサイズ

漆黒に染まる【敵デク】

第1章 笑顔が美しい君




すると、僕の手からボールのようなビームが発射され、地面が少し崩壊する。


「君には、『ビーム』と『悪魔』という個性を授けた。後者の方が君にピッタリで使いやすいだろう」


お義父さんの説明によると……。


『ビーム』は様々な形のビームを手から放つことが出来る。しかし、使い慣れない僕には制御出来ずに放たれてしまうのだ。


『悪魔』という個性は、背中から黒い翼が出て、その場で使える強個性のようだ。他に何が出来るか、お義父さんも分からないらしい。


「たぶん、『悪魔』は何でも出来ると思うよ。だって、悪魔は魔法とか使えるって言うからね」


お義父さんはマスクをしているが、ニコニコと笑っているように思えた。


「こんな僕に個性を下さってありがとうございます!」


「出久君。もっと鍛えれば、僕の全てをあげることが出来る。頑張ってね」


「はい!」


僕は元気良く返事をすると、お義父さんは嬉しそうに笑っていた。


僕は黒霧さんの体に入って、バーにワープした。


『出久!どんな個性もらったの?』


「えーと、『ビーム』と『悪魔』だよ。けっこう強いらしい」


『二つも!?すごいねぇ』


玲奈はニコニコと嬉しそうに笑っていた。


「お前、チートかよ。個性複数持ちって」


僕は嬉しくて、照れ笑いみたいになった。


『出久、おめでとう!』


「うん、ありがとう」


僕は君の笑顔が大好きだ。


/ 112ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp