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【HELLSING】Eternitate...【アーカード】

第7章 VIRGIN





「もう!処女で悪かったわね!!どうせ吸血されたってグールにすらなれないわよ!!」


しーん…と静まる書庫。


し、しまった!

心の思うがままに身を任せ過ぎた…!

いつの間にか立ち上がってるし…。


ハッとしてウォルターさんを見る。

ウォルターさんは心底びっくりした様子で少し仰け反りながら私を見上げている。


「あ…えっと…。ご、ごめんなさい」


私が恥ずかしくて縮こまりながら、さっと椅子に腰を下ろす。

ウォルターさんもずれた片眼鏡を直し、また椅子に座り直す。


「そのご様子ですと、アーカード様に何か言われたようですね」

「え…?」


何でわかったの?と、薄く笑うウォルターさんを見る。


「今の話を続けますと、童貞又は処女が吸血鬼に噛まれた場合、それは彼らと同じ眷属になることを意味します。つまり…吸血鬼になる、ということでございます」


え?

じゃあ、アーカードに処女かどうか聞かれたのって…私がグールになるか吸血鬼になるか知りたかったからってこと?


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