• テキストサイズ

【HELLSING】Eternitate...【アーカード】

第6章 KISS





吐息がかかりそうなほど近い距離だった…。

あれってつまり…そういうこと、なのよね?


「確かめても…罰は当たらないわよね」


あの続きが知りたい…。

期待通りなのか、期待ハズレなのか…確かめたい。

アーカード様に…会いたい。

夜だからきっと起きてるはず。

地下の彼の部屋に行けば会えるかもしれない。


私は再びドアの方へ向かおうとする。

でも、数歩歩いてハッとした。


この血まみれだった館の中を歩いて向かうのは精神的に堪える。

さっきだってちょっと吐き気がしたんだもの…。


でも、どうしよう…。

部屋から出ないことには地下に行けない。


彼が来るのを待つ?

来るかどうかもわからないのに?

そんな悠長なことをしていられるほど、私の気持ちは落ち着いてはない。


_
/ 130ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp