【HELLSING】Eternitate...【アーカード】
第5章 WHERE I BELONG
「リーナさん、大丈夫ですか?顔真っ赤ですよ?」
セラスさんが私の顔を心配そうに覗き込んでくる。
「え!?う、うん。大丈夫です。ありがとう」
私はあたふたしながらも笑ってみせると、セラスさんはほっとして微笑んでくれた。
ウォルターさんはいつのまにかインテグラ様のおそばに付いてる。
「ウォルター、あの隊員の介抱を頼む」
「承知致しました、お嬢様」
ウォルターさんはインテグラ様に一礼すると、すぐさま部屋から出て行った。
良かった…。
インテグラ様、いつもの調子を取り戻しつつあるみたい。
すると、アイランズ卿が一瞬私をチラリと見た。
「インテグラ、彼女の処遇はどうするつもりだ?」
…そうだわ。
まだその話の続きができてなかった。
私、これからどうなるんだろう…。
やっぱり、もうこのロンドンはおろか、イギリスにさえも居ることはできないのかな。
せっかくここで望んだ毎日を送れると思ったのに…。
アーカード様とももう会えなくなっちゃうのかな…。
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