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【HELLSING】Eternitate...【アーカード】

第1章 HELL





「な、なんだ貴様は!!?」


同時に声も聞こえてきた。

村長の声だ。

でも…慌ててる?


も、もしかして街の警察の増援が来た、のかな…?

いや、でもその前に駆けつけてくれた警官隊は…全滅だった。

あのゾンビみたいになった村の人たちに手も足も出ないまま食べられ、殺されていったのを見た…。

増援が来たからって村長を倒せる訳がない。

つまり、村長が慌ててるなんて余程のーー…



ドダッッ!!!



突然、扉があらぬ方向…跳ね橋のように縦に開いた。

同時に、血まみれの村長が仰向けに倒れ込んでくる。

私は声も出せず、部屋の隅で驚きながら村長を見つめる。

村長は唸りながらぐぐぐと体を起こし、ドアの向こうに手を伸ばす。


「なぜ、同じ種族なのに…私を…」


コツ…コツ…と足音が響く。


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