【HELLSING】Eternitate...【アーカード】
第1章 HELL
私は力を振り絞って立ち上がり、背後に振り向いた。
「こ、来ないで!!」
自宅から持ってきていた果物ナイフを村長に突きつける。
「フハハハハ!!!そんなもので私を殺せるものか!」
その瞬間、視界から村長が消える。
「バカな娘だ」
すぐ背後で声がして振り向こうとした刹那、持っていたナイフが手刀ではたき落とされる。
「痛っ!」
手首がじーんと痛んだのも束の間、ぐるりと視界が回転したかと思うと私は床に押し倒されていた。
私は顎を掴まれ、ぐいと顔を近づけられた。
「い、嫌!!」
抵抗しようと首を振ようとも背けようとも、強い力で無理矢理村長のシワだらけの顔の方に向かされてしまう。
気持ち悪い…!
「お前は村で一番…いや、どの街に行ってもお前ほどの美貌を持った女はいなかった」
服を破られ、下着と肌が露わになる。
「いやっ!やめて!!」
「ふはは!かわいい声で鳴く…」
上半身を隠そうとすると、村長に両腕を掴まれた。
「離して!!」
そのまま両腕を床に固定され、私の上に村長が馬乗りになる。
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