【HELLSING】Eternitate...【アーカード】
第4章 SYMPATHY
「ご挨拶が遅れました。初めまして、アーカード様。私はルーク・バレンタイン。あなたを崇拝する者です…」
ルーク・バレンタイン…。
この人がグールを率いて来たのかしら…。
たぶんこの人…あの村長なんかとは比べものにならない程強い。
そう確信させる何かを感じる…。
アーカード様…負けたりしないよね?
万に一つも、そんなことあったりしないわよね…?
あなたが死んでしまったら私ーー…
「今まで任務の中で…幾度となくあなたの名を耳にしてきました、アーカード様。馬鹿馬鹿しいまでに強く、優雅なまま血の海をのたうつ…人外のもの"ナイトウォーカー"。夜の闇より純粋な漆黒の中の漆黒の怪物…。今わかった。あなたの噂は全て本当だったということがーー…」
アーカード様は座ったまま口角を上げて喉の奥で笑う。
「人間だった時、私はあなたを恐れた。そして人間をやめた時、私はあなたに憧れた…。不老不死の先達、闇にすら溶け得るその影を…追い求め続けた」
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