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【HELLSING】Eternitate...【アーカード】

第3章 DISASTER AGAIN





ドォン!!!



一際大きな銃声が鳴り響いた。

耳がキィンと痛む。


グールの頭が弾け飛び、思わず目を瞑る。

生ぬるい血が私の手足や服に飛び散った。


「銃を取れ、お嬢ちゃん」


その声にハッと目を開けた。

赤いコートと赤い帽子、サングラスを鈍く光らせてるーー…


「アーカード様…!」


アーカード様はあの夜と同じように大きな銀色の銃を構えて、流れるように周囲のグールたちもまとめて撃ち抜く。


「安全装置も外してあるようだ…」


私の方を見ているアーカード様の後ろから、もう一体グールが目を光らせた。

アーカード様が…襲われる!!


「アーカード様ぁあっ!!」


私が咄嗟に手を伸ばすと、アーカード様はわかっていたかのように見向きもせず銃を左の脇腹から通し、グールの腹をぶち抜いた。


「ただ対象目掛けて引き金を引けばいい」


グールがどさりと倒れる。


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