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【HELLSING】Eternitate...【アーカード】

第12章 LOVE ME?





「っ!」


私はアーカードに顎を掴まれ、無理矢理彼の方に顔を向けさせられる。

上を向かされて涙が頬を伝う。


「お遊び?片想い?見当違いも甚だしいぞ。そうだとも。私は吸血鬼だ。にもかかわらず、人間の真似事をするのはお前が人間だからだ。お前以外の人間にこんなことするものか!」

「!」


私は思わず目を丸くして、彼の必死な熱のこもった赤い瞳を見つめ返す。


「姿を見る度に心臓が締め付けられ、声を聞く度に息苦しく、触れる度により深く交わりたくなる。それをお前は勘違いで済ませ、私の長い時間の中に溶かして忘却の彼方へ追いやろうと言うのか?」


アーカードの冷たい両手が私の両頬にぺちりと添えられ、彼の顔がズイッと私の眼前に寄せられる。


「あぁ、そうだ!俺はお前のことを愛している!!」


見たことないくらい必死に私の目を見つめながらそう叫ぶ。

赤い瞳に私の驚いた泣き顔が写っている。


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