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【HELLSING】Eternitate...【アーカード】

第2章 SALVATION





「あの…ここは?」

「ヘルシング家のお屋敷にございます」

「ヘルシング…?」

「そうだ」


私が首を傾げていると、凛とした女性の声がした。

開け放たれたドア枠に寄りかかり、腕を組むメガネをかけた金髪の女性。


「これは…インテグラお嬢様」


老紳士の方がそのキリッとした女性に一礼する。

女性は私の方へカツカツと革靴を鳴らしながら老紳士の隣に立った。


「私はインテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシング。こっちは執事のウォルター」

「以後、お見知り置きを」


私は思わずぺこりと頭を下げた。


「わ、私、リーナと申します。えぇっと、まずは…インテグラ様、ウォルター様、看病してくださってありがとうございました」

「私はバトラーでございます。ウォルターとお呼びくださいませ、リーナ嬢。手当てのことはどうぞお気になさらず」

「その様子だと、傷の方も大したことないようだな」


私はこくりと頷く。


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