【HELLSING】Eternitate...【アーカード】
第8章 MISUNDERSTANDING
「アーカードとはどうだ?」
うっ…。
インテグラ様…それ、今の私にはちょっと地雷かもです…。
「ど、どうとは…?」
変な汗をかきながら歪な笑みを貼り付けて聞き返す。
「アーカードがお前と関係を持ってから、お前のことでモチベーションが乱高下だ。奴が任務の要である以上、こちらとしては不安の種でしかない。とは言え、そこらへんのことは私じゃどうしようもできんからな」
「…はい」
アーカードと私の関係…。
なんだろう?
インテグラ様とアーカードの関係に比べたら私とのものなんかーー…
「主人と従僕というただそれだけの関係では、アーカードの心の内の問題には…」
「そうでしょうか?」
インテグラ様は葉巻タバコに火をつけようとしてその手を止めた。
「お二人の関係は…それだけではないように思えます」
インテグラ様、目をぱちくりさせてきょとーんとしている。
「それだけの関係でない…と言うと、なんだ?私と奴の間にお前と奴のような…そういう関係があると言いたいのか?」
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