• テキストサイズ

【HELLSING】Eternitate...【アーカード】

第8章 MISUNDERSTANDING





ファイルからバサッと紙が何枚も舞う。

同時に、私の体が後ろにぐらりと倒れ込むーー…


と思いきや、肩を誰かに支えられる。


「下を向いて歩いてるからだ」

「あ…」


上から私の顔を見下ろしていたのはアーカード。

アーカードがいつのまにか私の後ろに立っていて、両手で肩を支え、私は彼の胸に背中を預けていた。

私は咄嗟に勢い良く彼から離れる。


「ご、ごめんなさいッ」


アーカードは少し怪訝そうに私を見ている。


今の反応、おかしかったかな。

ちょっと思い切り押しのけちゃったかも。

私は彼の顔を見れずに床に視線を落とした。


「わあぁあ!すみませんすみません!」


セラスさんはと言うと、慌ててせっせと落ちた書類を全部拾ってくれていた。


_
/ 130ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp