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【ジョジョ】タロット~剣の暗示を持つもの~

第16章 銀の戦車 1



「我々はもう飛行機でエジプトに行くのは不可能になった。またあのようなスタンド使いに飛行機内でスタンド使いに出会ったら、大人数を巻き込む大惨事になるだろう。陸路か海路をとってエジプトにはいるしかない。」

「しかし、50日以内にディオに出会わなければ…。」

アヴドゥルの言葉に、みんな俯く。
そう。間に合わなければ承太郎のお母さん、ホリイちゃんが死んでしまうのだ。

「あの飛行機なら今ごろはカイロについていたものを。」

「花京院、どうにもならないことを悔やんでも仕方ないわ。おじいちゃん、何か考えあるんでしょう?」

「その通り、案ずるのはまだ早い。」

おじいちゃん曰く、50日もあれば陸路や海路をとってもエジプトには行けるだろうとの事だった。

「そこでわしは海路を行くのを提案する。」

船をチャーターして海のシルクロードを行くと言うのが、おじいちゃんの提案だった。

「私もそれがいいと思う。陸は国境が面倒だし、ヒマラヤや砂漠があって、もしトラブったら足止めを食らう。危険がいっぱいだ。」

最初に提案に乗ったのはアヴドゥルだった。年長者二人が賛成となれば説得力が増す。承太郎と花京院も、二人に従うと言った。

「アンナはどう思う?」

承太郎は私に確認した。みんなの士気が高まるように、ここは何か場を盛り上げる事を言うべきかしら。

「別に反対はしないわ。ただ、そうなると…。
“海路”で“カイロ”に行く事になるわけね!はっはっは!あれ?」

渾身のジョークのつもりが、思いの外ウケず微妙な空気になってしまった。

「やれやれ。」

承太郎にため息までつかれてしまう始末。

「ここはため息じゃなくて、笑うところ!旅の進路が決まったのよ?明るく行きたいじゃない。」

「…てめーに聞いた俺がバカだった。」

「オッホン!!」

私たちを止めるように、おじいちゃんが大きく咳払いをした。流石にふざけすぎたかな。

「だが、一番の危険はDIOが差し向けてくるスタンド使いだ!いかにして見つからずにエジプトに潜り込むか…。」

おじいちゃんはそう言うと黙って悩み始めた。
確かに、そこが一番の問題になるわね。
もしかしたら、もう既に新しいスタンド使いが私たちを狙っているかもしれない。
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