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【ジョジョ】タロット~剣の暗示を持つもの~

第36章 皇帝と吊られた男 4


素早く子供の目を切って治療する?
いや、いくら治せるからと言って関係のない人を巻き込んでは、ディオと同じだわ。

でも一体どうすれば…。

「おい花京院、アンナ。」

ポルナレフに呼ばれ、視線を上げる。
悔しがる私達とは対象的に、ポルナレフは自信に満ちた目をしていた。

「いいか…。こういう場合!仇を討つ時というのは、いまからいうようなセリフを吐いて戦うんだ。」

「我が名はジャン・ピエール・ポルナレフ。我が妹の魂の名誉のために!我が友アヴドゥルの心のやすらぎのために…。この俺が貴様を絶望の縁へブチ込んでやる!J・ガイル…」

そう言うと、ポルナレフとチャリオッツは剣を構えるポーズを決める。

「許せ小僧!あとでキャラメル買ってやるからな!」

ポルナレフは子供の目に向かって砂を蹴り上げた。
子供は慌てて両目を閉じる。

「うわあーー!目に砂がー!」

子供が目を閉じた瞬間、逃げようと飛び出したハングドマンをチャリオッツがとらえた。

たとえ光並みの速さ移動するとしても、軌道さえわかれば切るのはたやすい、と。

流石、チャリオッツ。
私は子供の目を治しながら、改めてポルナレフの方を振り返った。

ポルナレフの瞳に映ったハングドマンは、胸元が大きく裂かれて血が吹き出ていた。
それと同時に、離れた集落から「ギィヤアアア」という男の叫び声が聞こえる。

「あそこにいるな!本体!J・ガイルのやろうなぶり殺してくれるぜ。」

そう言い終えると同時に、ポルナレフがサッと私を両手で抱えた。

「うわっ。」

「ほれ、行くぞ。花京院もついてこい。」
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