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烏野高校排球部!

第2章 烏野高校排球部!


『――ついた』

程なくして第二体育館へと到着

まだ運動部員もあまり集まっていないらしく、辺りは静かだった

『ちょっと早すぎたかな〜』

そう思い第二体育館の扉に手を伸ばす


???「なんで居る!?」


『わっ』

すると突然叫び声が響いた

一瞬、自分に向かって言われたのかと思い動きが止まった

キョロキョロと辺りを見回すが、私に叫んだらしき人は見当たらない

てことは中からか...

そーっと扉を開け、中を覗く


中では、さっきすれ違った小柄なオレンジ髪の男の子と長身の黒髪の男の子が向かい合っていた

な、なんか睨みあってる...?喧嘩?

すごい入りずらい雰囲気...



さすがに空気を読んで扉の隙間から二人の様子を伺う




???「影山飛雄!!」


影「.........お前......去年の........名前は知らない」


いや知らないのかよ

明らかにオレンジくんに敵対心向けられてんじゃん。ライバル的ななにかでしょ。



???「おっ、おれの名前は日向翔陽だっ!おぼっ、おぼえとけっ」

半泣きで名乗る日向くん

日「1回戦で負かしたチームのことなんか覚えてないかも知んないけどなぁ!おれは」

影「お前のことはよく覚えてる」

日「!?」

そう一言、影山くんは言い放ちなにか考え込んだ

眉間にこれでもかと皺を刻み、日向くんを睨みつける


顔こわいよ、影山くん


日「何だっ 何黙ってるっ やんにょ、やんのかっ」


ほら、日向くんビビってるじゃん。小動物のように小さく震えながら威嚇してんじゃん。


影「......クソ下手くそな奴!!」

日「!?」


しばらく険しい顔で考え込んでいた影山くんは、突然そう叫んだ

えー、あんだけ間をあけてそれ言うか


日「...バ...バカにすんなよっ....!!」


がんばれ!言い返せ日向くん!

小動物みたいな日向くんがかわいそうになってきて、心の中で応援する

日「確かにあん時はボロ負けしたけど、次は負けない!!!!!!!」


おぉ!よく言った日向くん!!

ガラガラガラガラッッ

影日「「!!!」」

『あ』

勢いよく啖呵をきった日向くんに興奮して、つい手に力が入ってしまったのか、私は第二体育館の扉を思いっきり開いてしまっていた
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