第2章 烏野高校排球部!
澤「烏野が”春高”で全国に出た時の事はよく覚えてる。近所の高校の...たまにそこらですれ違う高校生が...東京のでっかい体育館で全国の猛者達と戦ってる.....鳥肌がたったよ」
日「!」
―――《まさに”小さな巨人”!!》
私も...そうだった...
特段、バレーに興味があった訳でもなかったけど
あのときの試合を見た時は、鳥肌がたった
ワクワクした
澤「もう一度あそこへ行く。もう、”飛べない烏”なんて呼ばせない」
日「...!」
あのときの...小さな巨人と同じコートに...
影「...全国出場を”取り敢えずの夢”として掲げてるチームはいくらでもありますよ」
田(バッ!?おまっこのヤロっ...!)
澤「あぁ、心配しなくても...ちゃんと本気だよ」
影「っ!...」
澤村先輩のマジトーンと据わった目をみて、ビクッと背筋を伸ばす影山くん
澤「その為にはチーム一丸とならなきゃいけないし、教頭にも目をつけられたくないわけだよ」
影日(ギクッ)
あっ、これ死亡フラグ
澤「―――俺はさ、お前らなオトモダチになれって言ってんじゃないのね
中学の時にネットを挟んだ敵同士だったとしても、今はネットの”こっち側同士”だってことを自覚しなさいって
言ってんのね。」
影日「「!!??」」ビク---ッッッ
それはもう人1人殺せるのではないかという顔で2人を睨む澤村先輩。怖すぎます。
澤「―――どんなに優秀な選手だろうが」
影「?」
澤「一生懸命でヤル気のある新入生だろうが」
日「??」
澤「仲間割れした挙句、チームに迷惑をかけるような奴はいらない」
影山くんと日向くんの入部届をベシっと突き返し、ポイポイッと体育館の外に2人をつまみ出す澤村先輩
澤「互いがチームメイトだって自覚するまで、部活には一切させない。」
バンッと体育館の扉を閉める