第2章 烏野高校排球部!
―――退屈なHRも終わり、教室を出ると廊下や外は部活動の勧誘で溢れていた
「サッカー部入りませんかー?」
「野球部でマネジメントされてみない!?」
「吹奏楽で腹筋強化しよー!」
新入生をどうにか確保しようと必死な先輩方の間を抜け、私は部活動勧誘ポスターが張り出されている掲示板の前に来ていた
『部活か...』
その中で目に止まったのは
《烏野高校排球部マネージャー募集》のポスター
「ねぇ!そこの君!バスケ部のマネージャーとか興味無い?!」
「いやいや、足も長いし陸上部のほうが向いてるよ!」
四方八方から受ける勧誘に
『私、もう部活決まってるんで』
そう微笑んで、私の足は第二体育館へと向かっていた