第8章 【豊臣秀吉】医食同源②【R18】
秀吉は、桜姫の頭を撫でていた手を止め、両手で彼女の頭部を優しくつかむとグッと奥まで自身を口の中に押し込んだ。
嗚咽が漏れそうになりながらも桜姫はそれに堪え、カレに舌を絡ませる。
「悪りぃっ……桜姫……もっと、もっとっ……んぁ……」
秀吉は桜姫の頭を上下に揺らし、自身を口蓋へ押し付けるように擦り上げた。
「んっ……んんっ……んっ……」
秀吉の動きに合わせて、桜姫の鼻から声が漏れる。それもまた秀吉の劣情を強めさせ、高みへ昇り詰めていく材料にしていた。
「あぁ、桜姫っ……桜姫っ……」
一心不乱に腰を振り、彼女の頭を掴み、名前を呼びながら……秀吉は桜姫の口内へ濃いめの欲液を放出させる。
全ての欲を吐き出したのを確認した秀吉は、彼女の口から自身を引き抜く。
半分力を無くしたソレが出てくる姿はまた淫靡ですぐにでも彼女を侵したくなってしまった。
ゴクリっ
何かを飲み込む音がして秀吉はハッと我に返る。
しまった……自分が放出したものを……なんてことをしてしまったのかと慌てて彼女に吐き出させようとするが、後の祭り……。
しかし、当の本人はニッコリと笑顔を向けて、少しだけ零れてしまった欲液を懐紙で拭き取っていた。
「桜姫……その…すまない…お前にそんな事……」
「何で?私、秀吉さんにお礼できた?」
十分すぎておつりを返したいほどの礼だ。そもそも礼なんていらないのに、なんとも甘美な礼だった。秀吉は大きくため息をついて自分のしてしまった事を振り返る。
「それに…」
顔を真っ赤にした桜姫は秀吉のそばに寄ってきて彼の胸にもたれ掛かった。
「それにっ……何でも食べなさいって……言われたから」
「なっ……おまっ……」
それとこれとは話が違うのだが……。
余りの恥ずかしさに秀吉の胸に顔を埋めている桜姫は愛おしい者以外の何ものでもなかった。