第8章 【豊臣秀吉】医食同源②【R18】
先ほどので弄られていた胸が、露わにされる。いつの間にか解かれていた腰紐。秀吉が身体を少しずらし胸に吸い付いてしまえば、触れていた昂ぶりから手が離れてしまう。
敏感になった頂を軽く吸われ、甘い声を出しては荒くなった息遣いで更に刺激を加えられた。
桜姫は首を横に振り、秀吉の愛撫から逃れる。
胸元にいた秀吉の頭を両手で押さえ、自分の方を向かせた桜姫は潤んだ瞳を恥ずかしそうに伏せながら彼に言い聞かせた。
「秀吉さんに……お礼したいから……」
桜姫は、すっと起き上がると秀吉の足の間に座り目の前で怒張している彼のモノを見つめ息を呑んだ。あまりに真剣な眼差しをしているので秀吉もそれを見守る。
無理はしてほしくない気持ちと、これから起こるであろうコトへの期待が入り交じり複雑な気持ちになっていた。
深呼吸をした桜姫は再び褌越しに彼のモノへと手を添える。ゆっくりと優しく包み込むように上下に手を動かすと秀吉の口から熱い息が漏れてきた。
「気持ちいいですか?」
「あぁ……」
吐息と共にする返事は心ここにあらずと言わんばかりである。
桜姫に自身を触れられているというだけで欲が満たされてしまっていた秀吉。必要以上に桜姫を甘やかしていた秀吉である、彼女の方からこうして触れてくれたりしたことは今までほとんど無いに等しい。
褌がしっとりと濡れてきたのが分かり、ますます桜姫の顔が赤くなってくるのと比例して秀吉の呼吸は荒くなっていった。
「あぁ……桜姫、もぅ……十分…」
秀吉の訴えが聞こえてきたものの桜姫は次の行動へ出る。
褌を緩めたのが分かり秀吉は慌てて彼女の手を掴んだ。
「これ以上はもう……もういいから」
「ダメです」
恥ずかしそうにつぶやいた桜姫の手は、秀吉の手を逃れてもう一度彼の褌を掴む。スルリと外された褌の中から、勢いよく現れる昂ぶりは赤黒くドクドクト脈を打っていた。息を呑んだ桜姫の顔を見て秀吉はもう一度彼女を止めようと口を開けかけたその時……彼女のその小さな口が大きくなった秀吉自身へと付けられる。