第4章 【徳川家康】揃い飾り②【R18】
彼の全てが桜姫のナカに入るとゆっくりと出し入れが繰り返される。
全てを飲み込んでいるのにそのゆったりな動きが何故か物足りなさを感じさせて桜姫はギュッと彼自身を締め付けた。
「締めすぎっ……きもちいいの?」
家康の抽送は止まることなく続けられる。
もちろん家康自身もすぐにでも吐き出したい欲望を押さえながら桜姫に刺激を与えていた。
柱を掴む手には力が籠っており指先が白くなっている。家康が腰を支えていないと今にも崩れ落ちてしまいそうだった。
徐々に家康の動きは早く深くなっていき、桜姫の息遣いも荒くなる。
「……くっ…出すよ」
家康はそう言ってから桜姫の最奥へと欲を放った。
繋がったままの秘部からは桜姫の愛液と家康の白濁液が混じりあったものが滴り落ちる。
ズルズルと桜姫の身体が崩れ落ちて床に手を付く体勢となっていた。それと同時に家康のモノは桜姫のナカから抜け落ちて半分力なく首をもたげているのだった。
互いの呼吸が落ち着かないままに、家康は再び桜姫を求め始める。
「やっぱりこれ邪魔……」
綺麗に着飾られていた桜姫の帯を解き始めた家康は自分も申し訳程度に羽織っていた着物を脱ぎ捨てた。互いに全てを脱ぎ去った2人。
家康は桜姫を抱えて褥へと運び、そのまま抱き合って続きを始める。
まだ潤いを保ち続ける桜姫のナカに入るのは造作もない事で、あっという間に硬さを取り戻していた家康のモノは、身体を重ね合わせるだけで自然と飲み込まれていった。
口づけを交わし、愛の言葉を囁き合い、互いの身体を弄りあって、求めあう。
何度も何度も奥をついては快楽と愛を溢れさせた。
そのまま意識を飛ばしてしまった桜姫を優しく寝かせた家康は乱暴に投げてしまった着物と帯を広い衣文掛けに丁寧に掛ける。
自分の着物も拾い上げると、胸元部分には彼女からの贈り物が飾られている。
褥で眠る桜姫の髪にはお揃いの髪飾りがまだ付けられたままで、なんとなくホッコりとして笑みを浮かべた。可愛すぎてずっと閉じ込めておきたいほどに愛おしい。
次からはもっと酒はほどほどにと言わなければと思いながら、桜姫の隣に入り込み目を閉じた。