第4章 【徳川家康】揃い飾り②【R18】
「桜姫?」
「きもちいいの……」
柱に頬擦りしている……。
おそらく火照った顔に柱の冷たさが気持ち良いという事なのだろうが、家康も酔っていないわけではない。背後から桜姫を抱きしめるとその綺麗な項へ口づけをし始めた。
「……んっ……家康っ?」
首筋からの刺激に甘い声をあげてしまった桜姫にますます欲情する家康。
いつもよりも難しく結んである帯の為、脱がせる事はせずに衿から手を差し込んでいった。
体中が熱く熱を持っている。差し入れた手で胸を掴めば、再び甘い声が漏れた。
「こっち向いて」
首だけをこちらに向けた桜姫に後ろから口づけをし、深く舌を沈めていく。絡んだ舌同士が厭らしく音を鳴らして吸いきれなかった唾液が首に流れた。着崩され緩められた胸元からは綺麗な谷間が見えておりツンと主張した乳首が家康を誘う。
「桜姫、すごく綺麗…」
耳元で囁かれればピクリと身体が跳ねてしまう。
力の入らない桜姫は柱に掴まって家康にされるがままになっていた。
耳や項を舐められ、時折キスをされる。胸を揉んでいた手は徐々に下へと下りていく。
着物の袷に手を掛けられた時、桜姫の身体がまた揺れた。後ろから覗き見える桜姫の顔は羞恥と快楽の色で染まっている。
背後から覆いかぶさるように刺激を与えてくる家康の下半身にも熱が溜まっていくのが分かった。
着物の袷がゆっくりと開かれ、家康の手が桜姫の足を這っていく。熱くなっている身体に涼しい風が通った様で心地よかった。
内腿から脚の付け根まで上がってきた手はゆっくりとその周辺を撫でて桜姫を焦らす。自然と揺れてしまう腰が家康の昂ったモノに時折触れていた。
反対の手では、桜姫の腰から尻を撫で始めていた家康。
彼女の口からは快楽の喘ぎ声が零れる。触れられてもいないのに桜姫の秘部からは愛液が垂れ始めて、家康を求めていた。