第15章 【豊臣秀吉】温泉へ行こう【R18】
「どうだ?湯加減は」
「……はい。とても気持ちいです」
「良かった」
後ろから抱え込まれていては、湯の温度がちょうどよくてもすぐにのぼせてしまいそうで桜姫は少しだけ身を捩る。
他愛のない会話をしながらも、秀吉の腕が身体に回っていて、動くたびに肌を掠めてドキッとしていた。
徐々に慣れてきた頃には、お湯のせいか上気した頬が桃色に染まり、桜姫の項から見える肌がいつも以上に艶めいて見える。
秀吉は、すぐさまその項に唇を這わせて耳朶へ口づけを落とした。
「ちょっと、秀吉さんっ」
「んっ?なんだ?」
秀吉は悪びれもせず、桜姫の項や肩を貪り始める。
腹の前で組まれていた手は、ゆっくりと上に移動して彼女の乳房へと到達していた。温かい湯がピチャンと跳ねて、桜姫の身体もほんのり揺らぐ。
柔らかく乳房を揉まれてしまい、甘い声が聞こえ始めていた。
「桜姫っ」
耳元で名前を囁かれて、顔を秀吉の方へ向けるとすぐさま唇を塞がれる。彼の足の間に抱かれていた桜姫にも彼自身に兆しが現れていることを感じないわけにはいかなかった。
熱い口付けを交わしながら桜姫は身体を秀吉の方へと向ける。座っている彼の太腿に跨るように座り直せば、自分の下腹部に秀吉のモノが直に触れた。それに顔を赤くしている暇などないほどに秀吉からの愛撫は激しくなっていく。
「そんなに腰を揺らして…かわいいな」
上半身ばかりを愛撫してくる秀吉がもどかしくて、知らず知らず腰を彼に押し当てていた桜姫。そう言われてしまっては、恥ずかしさのあまり顔をそらせたくなる。
しかし、それを許さないとでもいう様に再び唇を塞がれて、秀吉の手が下半身へと伸びていった。
秀吉が、そっと彼女の華芽に触れそのまま秘口へと滑って行けば、ぬるりとした愛液が指に絡みつく。数度指を行き来させただけで、その愛液は量を増したように思え、秀吉はほほ笑んだ。