第6章 Happily ever after ④夜の思いつき〜家康〜
「ん、はぁ......」
(すぐ蕩けた顔する。かわいいけどね)
更に深く呼吸を奪うと、
「は、ふぁ........んん」
サラはいつも以上に呼吸を乱し、覆いかぶさるように、俺の胸に崩れ落ちた。
「もう、終わり?」
可愛すぎて意地悪が止められない俺は
「そんなに簡単にへたらないで。」
そうサラの耳元で囁き、ペロッと耳を舐めた。
「ひゃっ.....っ.........うん」
震える指先で、俺の帯に手をかける。
はにかみながら、眉間に皺を寄せながら、一生懸命だ。
帯を何とか解いたサラは、恥ずかしさを隠すように、俺の胸に口づけた。
「っ.....」
(これはやばい)
もう一度、同じ所に口づけ、肩、首すじ、耳と、その度にサラの息遣いが肌に触れて、熱を持つ。
(やばい、嬉しすぎてじっとしてられない)
そんな気持ちを悟られない様にするため、
「今のサラを色で例えるなら、真紅だね」
からかい交じりに誤魔化す。
「ここも、ここも、ここも、真っ赤」
そう言いながら、サラの首から胸、ウエストから足と、ツーっと指でなぞると、だんだんと自分の我慢がきかなくなってきた。
「あっ、」
サラの体が震える。
「あ、ダメ、まっ.........て、家康」
(無理、止まらない)
「こんな風にサラを眺めるのも悪くないね。」
余裕ぶいたけど、本当はもう待てない。
(悪いけど、今日はここまで。)
お腹に滑らせた手は、そのまま後ろへと回り、体のふちをなぞりながら、サラの柔らかな場所へ。
「はっ、あっ、」
サラはあっという間に俺の中に崩れ落ちた。
「サラ、やっぱり今夜は俺がを喜ばせたい。」
胸の中のサラを抱きしめで囁く。
「あっ、う.......ん」
サラは完全に思考を削がれた様にただただ頷く。
「この続きはまた今度、ね。」
「...........つ」
サラは声にならない感じて、再度頷いた