第6章 Happily ever after ④夜の思いつき〜家康〜
家康の上で、家康に与えられる快楽から必死で正常に思考を保とうとするサラを見ながら、家康はさっきのサラの言葉を思い出す。
『こっ、今夜は、私が家康を喜ばせたい!』
大胆発言に、サラは真っ赤になったけど、自分自身も耳に熱が集まってくるのが分かった。
(何、言ってんの、いつもあんたからへたっちゃうくせに。まぁ嬉しいけど)
軽く聞き流して、先に進もうと思ったけど、ふと、サラがどうするのかを見てみたくなった。
ゴロンとサラの横へ寝転び、寝ているサラを持ち上げて横たわった自分の上に乗せる。
「えっ、家康?」
案の定、顔を更に真っ赤にして戸惑う。
「この方が動きやすいでしょ?」
答えに困ってる。
(下からの方が全身がよく見えるな)
もっとサラを愛でたくなり、サラの着物の帯をシュルリと解いて、肩から下げる様に、サラの身体からゆっくりと着物を取り去った。