第3章 Happily ever after①君の欲しい物〜家康〜
サラは呼吸を乱し涙目になって俺を見つめる。
「はぁ........はあ.......いえ......やす?」
「信長様から、何を貰ったの?」
「はぁ、、はぁ、、そ.....れは、........あの。」
浅い呼吸をしながら恥ずかしそうに俯くサラ。
「へー。言えない様な物なの?」
どす黒い感情が湧き上がる。
「どんな風に強請ったの?欲しいって、そんな無防備な顔を、信長様にも見せたの?」
「そんな事、してないよ。のぶ....あっ、」
サラの首すじに吸い付く。
一箇所、また一箇所と、花水木の花びらのような跡を刻む。
片手でサラの両手を上に掴み上げ、もう片方の手で帯を解き、合わせを開くと、シャラ......と、銀色の鎖がサラの首元に光った。
「何.....これ。」
見たことがない綺麗な銀細工の首飾り。
舶来品だ。
「信長様から貰ったものって、これ?」
「家康、お願い。話を聞いて。」
「へえ。何を聞くの?他の男から貰った物を身に付けておいて、どうやって言い訳する気?」
「違うのっ.......あっ......やめっ......」
もう、サラの声は耳に届かない。
サラの白くて柔らかな膨らみに怒りをぶつけるようにかぶりつき、舌を這わせる。
「お願い。っあ、こん.....な所で、あぁっ......」
「やめてなんてあげない。サラが誰のものか、みんなに見せつけてあげる。」
満開の花水木の下で、俺はどうしようもない嫉妬にかられ、犯すようにサラを抱き、サラは声を耐えながらも、俺の気持ちを全身で受け止めた。