• テキストサイズ

武将達との恋物語

第2章 口づけの先 〜伊達政宗〜



「何か理由があるんじゃないのか?
お前の事だ、理由を聞いたんだろ?」
もはや喜劇のような展開に、
秀吉は笑いをこらえながら尋ねる。


「怖い......んだと。」

「........まさかお前、
目隠しとか、縛ったりとかしてないよな。」

「斬られたいのかてめぇ。」

「体震わせて怖いって言われたら、もう手は出せねーよ。
無理やりやったって、あいつが笑ってなければ意味がないんだ。
だから、あいつの気持ちが追いつくまで待ってやろうと思って。」

「手当たり次第だったお前も成長したな。」
ちょっと感動していると。

「けど、心と体は別なんだ!
あんな可愛い顔で口づけを受け入れて蕩けた顔するくせに、
その先はダメなんて!そんなのあんまりだろ!」


「政宗........。不憫なやつ。」

頑張れと言わんばかりに、
ポンポンっと秀吉は政宗の肩を叩いた。







/ 150ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp