• テキストサイズ

ロミオとジュリエットは何故不幸になったのか【エルヴィン】

第3章 かつての私





彼が16歳になり調査兵団に入った時、
いつものようにお気に入りの雑貨屋さんへ行くと店主が
声を掛けてきた。

いつも長居をして人を見ている私の事が気になったそうだ
(勿論、最後には品物を買っている)。


戸惑ったが色々事情を説明すると店主は
「なら、軽い手伝いをうちでするか?」と申し出てくれた。

私はまだ14歳で正規に働ける働き口が無かったので、
この申し出は本当に有難かった。

その日からそこのお店を手伝い、店主から様々な事を
学ばせてもらい、ラウリィが休みの日には遊びに
来てもらったりして、とても充実していた。

店主もラウリィが気に入ったらしく、話に花を咲かせて
仕事をサボるので、私が注意するくらいだった。



/ 142ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp